1973年製のIWCの手巻きモデルです。

文字盤はツヤがあり、全体に焼けてオフホワイトに近い色味です。
文字盤12時位置には筆記体の『International Watch Co.』表記で、ヴィンテージらしい雰囲気を醸し出しています。
インデックスはアラビア数字、針は黒色で視認性が良いです。

搭載しているムーブメントは、手巻きの『Cal.403』
『Cal.403』は従来のムーブメントと比べて厚みを約3.15mmに薄型化し、ブリッジを大きく分割したIWCらしい見栄えを兼ね備えたムーブメントです。

リューズは直径が4.6mmで、しっかり掴みやすく操作性が高いです。
手巻きモデルのリューズにありがちなフチの磨滅があまりなく、綺麗な状態を保っています。

Ref.2407はメッシュブレスレット一体型で、革ベルト仕様のRef.2403(1419)より定価が2割高いモデルでした。
状態の良い個体は現存数が少なく、非常に貴重な逸品です。

薄型のアンティークウォッチは耐水性が無い代わりに、着用した時にシャツの袖に引っかからないメリットがあります。
アンティークのドレスウォッチをお探しの方にオススメです。

操作方法

手巻き：　リューズ通常位置で、上方向回転

リューズの引き方：　ケースとリューズの間に爪を差し込んで、優しく引き出す

リューズを強く引くと抜けるおそれがあります。優しく引き出してください。
リューズ曲がりを防止するために、腕から時計を外して操作してください。
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます。

時刻合わせ：　リューズを引いて、リューズ上方向に回転

状態

こちらの時計はオーバーホールと外装仕上げ済みです。
風防は薄いスレがありますが、文字盤の視認性良好です。

純正のメッシュブレスレットは、フリーアジャスト仕様です。
ブレスレット6時側をバックルに差し込んで、バックルを閉じてロックします。
着用に慣れるまではデスクの上で行い、落下させないようご注意ください。
繊細な為、腕回りに少し余裕を持たせて着用をお勧めいたします。

古い年代のため、非防水です。
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃と磁気もご注意ください。