1970年製のオメガ コンステレーション『168.016』です。
168.016は直径35mmのケースに、ヘアライン仕上げのベゼル、細身のラグを採用しています。
ケースと裏蓋はステンレス製で、裏蓋はスクリューバック仕様です。
天文台ロゴも綺麗に残っています。
文字盤は縦方向のヘアライン仕上げで光沢があり、上品で洗練されたデザインに仕上がっています。
ペンシル針とインデックスには黒塗料が入っており、文字盤の視認性が高いです。
文字盤12時側には、スイス公認クロノメーター検査協会(C.O.S.C.)によるクロノメーター認定の証『CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED』の表記があります。
搭載しているムーブメントは『キャリバー751』。
クロノメーター認定を受けた銘キャリバーで、当時のラインナップの中では高級機にのみ採用されていました。
ムーブメントには、『5姿勢と温度差での調整』を意味する『ADJUSTED FIVE (5) POSITIONS AND TEMPERATURE』の刻印があります。
ムーブメント全体に赤金メッキが施され、高級機らしい風格が漂います。
操作方法
リューズの引き方: 裏面から、ケースとリューズの間に爪を差し込んで優しく引き出す
リューズはケースに埋まるような位置に収まっているため、リューズ操作は慣れが必要です。
1段引きは、裏面からケースとリューズの間に爪を押し込む(テコのように動かす)
2段引きは、爪でリューズをテコのように動かしてください。
リューズ曲がりを防止するために、腕から時計を外して操作してください。
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます。
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
リューズが小さいため操作しにくいです
時刻合わせ: リューズ1段引きで、下方向回転
秒針は止まりません
日付早送り: リューズ2段引き
日付早送りを連続で行う場合は、リューズ2段引きの位置と1段引きの位置を往復するとできます。
時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
曜日早送り: なし
曜日の早送りはありませんので、時針を2周回す(24時間)ことで合わせてください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ベルトはCASSIS製の新品に交換済みで、気持ちよくご使用頂けます。
尾錠がオメガ純正です。
風防はオメガ純正で、中央部分にΩの透かしマーク入り。
磨きで取り切れない小傷があります。
文字盤に小さい汚れがありますが目立ちにくいです。
リューズは純正です。
古い年代のため非防水です
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃や磁気もご注意ください。