国産最高峰の『グランドセイコー』初の自動巻きモデル『62GS/6246-9001』です。
62GSはグランドセイコーの最初の自動巻きモデルで、1966年に製造開始されました。
後継機の61GSが発売されるまでの約1年程で製造終了した希少なモデルです。
こちらの個体は裏蓋にGSメダリオンが配された、62GSの後期型です。
62GSはリューズが4時位置に配置してリューズを目立たせないことで、流麗なケースデザインに仕上げています。
文字盤は放射仕上げが施されています。
62GSの放射仕上げは、色の濃淡が濃くて美しいです。
針とインデックスは鏡面仕上げされた多面カット仕様で、上品な輝きを放ちます。
ムーブメントは39石の『Cal.6246A』を搭載しています。
ハック機能(秒針停止機能)と日付曜日表示、日付早送り機能を搭載しています。
操作方法
リューズの引き方: ケース裏から、ケースとリューズの間に爪を差し込んで優しく引き出す
リューズを強く引くと抜けるおそれがあります。優しく引き出してください
リューズ曲がりを防止するために、腕から時計を外して操作してください
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます
手巻き: なし
時刻合わせ: リューズ2段引きで、下方向回転
2段引きの状態で、秒針が止まります
日付早送り: リューズ1段引きで、下方向回転
時計が『21時〜翌2時』を指している時に日付早送り操作を行うと故障します。
日付早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
曜日早送り:リューズ2段引きで、時刻合わせで『21時〜翌1時』を往復
1)夜の12時(24時)まで針を動かしてください。
曜日が変わり始めた場合は夜の12時です。変わらない場合は昼の12時です。
2)25時まで針を動かすと次の曜日が表示されます。その後、21時まで針を戻してください。
翌日のカレンダーを表示する準備がされます。(針を逆走している時にFRI→FRIといった表示になります)
3)25時まで針を進めてください。
曜日が1日進んだことを確認してください。
この繰り返しで、曜日を1つづつ早送りできます。
ムーブメントへの負担を軽減するために、ゆっくり操作を行ってください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
革ベルトは新品純正品に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
尾錠は純正で、SEIKOロゴ入りです。
風防は新品(合わせ)に交換済みです。
金色メダリオンは目立つ劣化なく、製造年からすると綺麗です。
古い年代の為、非防水です。
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃と磁気もご注意ください。