1970年製のオメガ コンステレーション『168.018』です。
168.018は直径35mmのケースに、ヘアライン仕上げのベゼル、細身のラグを採用しています。
ケースはCAP GOLD(キャップゴールド)仕様です。
非常に分厚い金の層がステンレスケースの上に被せられています。
キャップゴールドは1960年代頃までの高級品に見られる仕様です。
金メッキや金張りより金の層が分厚いのが特徴です。
裏蓋はステンレス製でスクリューバック仕様です。
金色の天文台ロゴも綺麗に残っています。
コンステレーションで金色の天文台ロゴ付きは比較的数が少ないため、特別感があります。
文字盤は放射仕上げで、アップライトのバーインデックス、ドルフィン針が配されており、上品で洗練されたデザインに仕上がっています。
文字盤12時側には、スイス公認クロノメーター検査協会(C.O.S.C.)によるクロノメーター認定の証『CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED』の表記があります。
搭載しているムーブメントは『キャリバー564』。
高級機の『コンステレーション』に採用された、クロノメーター認定を受けたムーブメントです。
ムーブメントには、『5姿勢と温度差での調整』を意味する『ADJUSTED FIVE (5) POSITIONS AND TEMPERATURE』の刻印があります。
ムーブメント全体に赤金メッキが施され、高級機らしい風格が漂います。
キャリバー564の操作方法
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
時刻合わせ: リューズ1段引きで、下方向回転
日付早送り: リューズ2段引き
日付早送りを連続で行う場合は、リューズ2段引きの位置と1段引きの位置を往復するとできます。
時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ベルトはディモデル製の新品に交換済みで、気持ちよくご使用頂けます。
風防はオメガ純正で、中央部分にΩの透かしマーク入り。
磨きで取り切れない小傷や線状の傷があります。
画像3枚目をご参考ください。光を当てて傷が見えやすくしています。
リューズは純正の新品に交換済みで、操作しやすいです。
古い年代のため非防水です
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。