1969年製『IWC』の珍しいスクエアケースモデルです。
正方形のスクエアケースに、ドーム型の風防と立体感のある文字盤を配したクラシックなデザインが特徴です。
着用すると、実寸よりも存在感があります。
角型ケースは防水性が低い造りのため、文字盤の状態が良い個体は少ない傾向です。
こちらの文字盤は焼け汚れはありますが、比較的綺麗な印象です。
搭載しているムーブメントは、ペラトン式自動巻『Cal.8541』。
従来のCal.8531と比べて薄型化され、日付早送り機能付き、手巻きもできますので実用性が高いです。
この個体は秒針停止機能も付いています。
珍しいモデルをお探しの方にオススメです。
操作方法
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
時刻合わせ: リューズを引いて、上方向回転
秒針が止まります
日付早送り: リューズを引いて、時刻合わせで『23時45分〜24時』を往復
1)夜の12時(24時)まで針を動かしてください。
日付が変わった場合は夜の12時です。変わらない場合は昼の12時です。
2)日付が変わったことを確認いただいたら、23時45分まで針を戻してください。
翌日のカレンダーを表示する準備がされます。
3)24時まで針を進めてください。
日付が1日進んだことを確認してください。
1)〜3)の繰り返しで、日付を1日づつ早送りできます。
ムーブメントへの負担を軽減するために、ゆっくり操作を行ってください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ベルトは社外品の新品ワニ革で、気持ちよくご使用いただけます。
尾錠はIWC純正品を付けています。
ケース側面に打痕と凹みがあります。
ラグに溶接跡があります。
ラグが細く強度が低いです。
着用時はラグに負担がかからないよう、ベルトをきつく締めないことをおすすめします。
防水性の低い造りで、非防水です。
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。