1973年製の56キングセイコー クロノメーターです。
56キングセイコーは、キングセイコー初の自動巻きハイビートモデルで、
こちらのモデルは国産自動巻で初めて『クロノメーター公式認定』が成されたクロノメーター仕様です。
文字盤は放射仕上げが施されています。
公式認定により、世界規格『CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED』を文字盤に表記することが可能となりました。
ムーブメントは28,800回転(8振動)のハイビート機を搭載。
ハック機能(秒針停止機能)とカレンダー機能(早送り機能付き)を搭載しており、実用性が高いです。
56キングセイコー クロノメーターの初期モデルはワンピ−スケースで、こちらの個体は後期に追加リリースされたスクリューバック式の裏蓋を採用しています。
スクリューバック式のためメンテナンス性が優れています。
裏蓋は金色のKSメダリオンではなく、KS刻印の仕様でフラットな造りです。
金色のKSメダリオン欠落の心配がないことから、意外と探していらっしゃる方が多い仕様です。
ラグが太く堅牢なケース、フラットな裏蓋による装着感の良さ、高い視認性と機能性が魅力のモデルです。
操作方法
手巻き:リューズ通常位置で、上方向回転
時刻合わせ:リューズ2段引きで、下方向回転(2段引きの状態で、秒針が止まります)
日付早送り:リューズ1段引きで、下方向回転
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと歯車の故障の原因になります。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みで、すぐにお使い頂けます。
ベルトは新品(純正品)に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
ガラスは新品合わせガラスに交換済みで、文字盤の視認性良好です。
リューズ操作スムーズです。
古い年代のため、雨の日、暑い日の着用を避けて非防水でご使用ください。