1973年製のオメガのハイグレードモデル『コンステレーション・Cライン』です。
Cラインとは、時計デザインの巨匠”ジェラルド・ジェンタ”氏によるデザイン。
氏の最高傑作としても有名です。
ケースとラグが一体となった流れるような美しいケースデザインが特徴で、半世紀近く経った今でもモダンな印象です。
裏蓋には『天文台』ロゴの刻印入り、リューズは純正でΩマーク入りです。
メタリックグレーの文字盤は、うっすらと縦方向のヘアライン仕上げが施されており、シックな印象です。
文字盤6時側には、スイス公認クロノメーター検査協会(C.O.S.C.)によるクロノメーター認定の証
『CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED』の表記があります。
ムーブメントは『Cal.1011』を搭載しています。
クロノメーター認定を受けた5姿勢調整の高級ムーブメントで、高級機の『コンステレーション』と『シーマスター クロノメーター』にのみ採用されています。
前世代モデルに搭載された『Cal.564』と比べて、振動数が1万9800振動から2万8800振動に引き上げられたハイビート仕様で、厚みが5mmから4.25mmまで薄型化に成功したムーブメントです。
ハック機能(秒針停止機能)が追加され実用性も向上しています。
シックなデザインが好きな方や、上品なアンティークオメガをお探しの方にオススメです。
操作方法(Cal.1011)
手巻き:リューズ通常位置で上方向回転
時刻合わせ:リューズ2段引きで下方向回転(2段引きの状態で、秒針が止まります)
リューズを引き出す際は、裏面からケースとリューズの間に爪を押し込むようにすると操作し易いです。
(1段→2段引きはテコのように動かす)
日付早送り:リューズ1段引きで下方向回転
『Cal.564』の日付早送り方法は、リューズを2段引くと1日早送りする独特の操作性でした。
『Cal.1011』では、現行モデルと同じような操作方法に変わり、使いやすくなりました。
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと歯車の故障の原因になります。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みで、すぐにお使い頂けます。
ガラスに傷があります。(3枚目の画像をご覧ください)
ベルトはオメガ純正ブレスレット付きで、腕回り最長192mmまで対応できます。
古い年代のため、非防水でご使用ください。