1972年製のオメガのハイグレードモデル『コンステレーション・Cライン』です。
Cラインとは、時計デザインの巨匠”ジェラルド・ジェンタ”氏によるケースデザイン。
氏の最高傑作としても有名です。
ケースとラグが一体となった流れるような美しいケースデザインが特徴で、
半世紀近く経った今でもモダンな印象です。
裏蓋には『天文台』ロゴの刻印入り、リューズは純正でΩマーク入りです。
メタリックグレーの文字盤は、うっすらと縦方向のヘアライン仕上げが施されており、シックな印象です。
文字盤6時側には、スイス公認クロノメーター検査協会(C.O.S.C.)によるクロノメーター認定の証
『CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED』の表記があります。
ムーブメントは『Cal.1011』を搭載しています。
クロノメーター認定を受けた5姿勢調整の高級ムーブメントで、
高級機の『コンステレーション』と『シーマスター クロノメーター』にのみ採用されています。
前世代モデルに搭載された『Cal.564』と比べて、振動数が1万9800振動から2万8800振動に引き上げられたハイビート仕様で、ハック機能(秒針停止機能)が追加され実用性が向上しています。
厚みが5mmから4.25mmまで薄型化に成功したムーブメントです。
Cal.1011の操作方法
『Cal.564』の日付早送り操作はリューズ2段引きでしたが、
『Cal.1011』ではリューズ一段引きして下方向に回転ででき、
リューズ二段引きで時刻合わせ・秒針停止機能になっています。
操作方法が現行モデルと同じような仕様に変わり、使いやすくなりました。
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと歯車の故障の原因になります。
早送りを行う場合は、時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
(この注意事項は、カレンダー機能付きの腕時計全般にいえることです)
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みで、すぐにお使い頂けます。
ガラスは新品に交換済みで、目立つ傷がない非常に綺麗な状態です。
ベルトは新品モレラート製の新品に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
上品なアンティークオメガをお探しの方にオススメです。
古い年代のため、非防水でご使用ください。