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 ウオッチコレ●三度目の殺人にやられた!●ブリリアントタイムvol.336
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Watch-Colle ブリリアントタイム
     2017年9月15日 vol.336

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時計好き、アクセサリー好きな皆さん、こんにちは! Harukaです。

今日もブリリアントタイムを開封してくださって、
ありがとうございます!

2週間前はまだ夏らしさの方が勝っていたのに、
9月も半ばになると夏の名残より秋の気配が濃くなりますね。

朝夕の涼しさが心地良く、何を食べても美味しくて……

はっ!!

この秋こそ、じわじわと増え続ける体重にストップをかけ、
軽やかな体になろうと決めたばかりなのに、これではいけません。

この秋は、美味しいものをたくさん、ではなく、
すごく美味しいものを適量だけ食べる秋にしようと思います。

今日もまずは、ウオッチコレ新着情報からどうぞ♪

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ブリリアントタイムでは、あなたからのメッセージを心よりお待ちしております。
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もくじ

(1)ウオッチコレ新着情報 
2017年9月1日〜9月14日

(2)三度目の殺人にやられた!

(3)三度目の殺人、ネタバレ詳細あらすじ

(4)神の目を持たない世界

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(1)ウオッチコレ新着情報 
2017年9月1日〜9月14日

【新品】エベラール 8デイズ ポスティオン 21022.2 手巻き 黒文字盤 正規品
http://www.watch-colle.com/watch/ER/er004c/ER-004C.htm

ツェッペリン 7690-4 『ZEPPELIN号100周年記念モデル』 クオーツ 限定カラー USED
http://www.watch-colle.com/watch/ZP/zp008c/ZP-008C.htm

オメガ シーマスター 165.002 Cal.552 自動巻 OH済 純正尾錠 1968年製
http://www.watch-colle.com/watch/OM/om756a/OM-756A.htm

オメガ シーマスター クロノメーター 168.022 Cal.564 自動巻 純正メッシュブレス OH済 1970年製
http://www.watch-colle.com/watch/OM/om755a/OM-755A.htm

オメガ デヴィル 111.0130 Cal.625 純正尾錠付 手巻 OH済 1979年製
http://www.watch-colle.com/watch/OM/om754a/OM-754A.htm

ブライトリング クロスウィンド スペシャル ビッグデイト A44355 ネイビー文字盤 自動巻 OH済 2000年頃 USED
http://www.watch-colle.com/watch/BR/br036c/BR-036C.htm

SPQR スポール Ref.9691 パワーリザーブ オリエント製ムーブメント 自動巻 USED
http://www.watch-colle.com/watch/ON/on236d/ON-236D.htm

シチズン クロノマスター デイト H0DS2901-Y 鷲メダリオン 手巻 OH済 昭和43年製
http://www.watch-colle.com/watch/CZ/cz229a/CZ-229A.htm

ロレックス オイスターロイヤル Ref.6426 Cal.1215 手巻 純正ブレス OH済 1965年製
http://www.watch-colle.com/watch/RX/rx240a/RX-240A.htm

カルティエ マストタンク LM ヴェルメイユ Ref.590005 クォーツ USED
http://www.watch-colle.com/watch/Cti/cti023d/Cti-023D.htm

ユリスナルダン Cal.N11NB 自動巻 OH済 1960年代
http://www.watch-colle.com/watch/UN/un022a/UN-022A.htm

グランドセイコー 6146-8000 自動巻 OH済 昭和44年製
http://www.watch-colle.com/watch/SK/sk1587a/SK-1587A.htm

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(2)三度目の殺人にやられた!

先週末に公開された是枝裕和監督の最新作「三度目の殺人」を観てきました。

第74回ベネチア国際映画祭で正式上映されたこの作品、
期待されていた銀獅子賞は逃したものの、
上映後には6分間もののスタンディングオベーションが起こったそう。

そんな『三度目の殺人』はどんなお話かというと……

事件の真相よりも法廷での勝利にこだわるエリート弁護士、重盛(福山雅治)が、
同僚の頼みで殺人容疑者、三隅(役所広司)の弁護を引き受けたものの、
供述を二転三転させる三隅や、謎を持つ被害者の遺族(妻:斉藤由貴、娘:広瀬すず)
に翻弄されるうち、いつしか真実を追い求めるようになるが……。

という内容です。

三隅には30年前に強盗殺人の前科があり、
今回は、自分を解雇した食品工場の社長を殺して財布を盗み、
ガソリンをかけて死体を燃やした容疑がかかっています。

2度目の強盗殺人として死刑の可能性が高い三隅を、
重盛はなんとか無期懲役に持ち込もうと、事件を調査し接見を重ねます。

ところが、三隅は、ころころと供述を変えた挙句、
「奥さんに頼まれて社長を殺した」と言ってマスコミを騒がせます。

調査を進めていた重盛は、被害者の娘、咲江(広瀬すず)が
三隅のアパートを何度も訪れていたことを知ります。

妻の殺人関与が法廷で退けられた後、
重盛を訪ねてきた咲江がとんでもない告白をし、
三隅が突如「本当は殺していない」と言い出すに至って、
真実よりも法廷で勝つことに興味があったはずの重盛が、
ついに、「本当のことを教えてくれよ!」と三隅に迫るのでした。

三隅は本当に二度目の殺人を犯したのか?
殺したとすれば動機は何だったのか?

三隅の告白を聞いた重盛は、殺人を否認した三隅のために、
勝ちにこだわる弁護方針を翻すのですが、待っていた結末は……。

さて、この『三度目の殺人』、面白かったか面白くなかったかと言えば、
多分面白かったのだろうな、と思います。

だろうな、なんて煮え切らないのは、
本来はエンターテイメント性の高い、分かりやすい映画が好きなのに、
この映画はそういう映画ではなかったから。

例えば、同じ殺人犯を扱った映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』は、
映像も華やかでエンターテイメント性が高く、大どんでん返しもあって、
最後には真相が全て明らかになる爽快感が得られるので、
観終わってすぐに、「面白かった!」と分かりやすいのです。

http://wwws.warnerbros.co.jp/22-kokuhaku/

『三度目の殺人』は、これとは正反対で、、
裁判所や法律事務所などで派手さとは無縁。
一番多いのは、息詰まるような狭い接見室のシーンです。

そして、何より、観終わったときは、頭が疑問符だらけになるのです。

それは、この映画がいくつもの疑問点と
たくさんの暗喩を感じさせるシーンやセリフを提供しながら、
その回収も解説もしないまま終わってしまっているから。

『22年目の告白』を観たときは、映画館が明るくなるとすぐに、
口々に感想を言い合う観客の声で館内がざわめきましたが、
『三度目の殺人』では、皆、無言のまま出口に向かっていました。

きっと、皆、この映画をどう解釈すればいいのか考えていたのでしょう。

三隅は本当に二度目の殺人を犯したのか?

殺したとすれば動機は何だったのか?

何度も登場したモチーフはどういう意味だったのだろう?

そもそも、なぜ、タイトルが『三度目の殺人』なのか?

気になることはいろいろあります。

そして、そんなこんなを黙り込んで考えているうちに、
じわじわと面白さが感じられてくるような映画でした。

はっきりしないモヤモヤした気持ちを楽しめる方や、
あれこれ考えることが好きな方には、特におススメできる映画です。(笑)

脚本も手掛けた是枝監督は、映画.comのインタビューに答えて、
「神の目線、全てを知る人が登場しないっていう法廷ものが成立するのかな
というところから企画がスタートした」と語っています。

どうやらこの映画は最初から、解釈を観た人にゆだねるつもりだったよう。

私は、映画の中でちゃんと真実が明かされる方が好きですが、
映画館を出てからも、つい、あれこれ考えさせられてしまったあたり、
是枝監督にまんまとやられた感でいっぱいです。(笑)

映画『三度目の殺人』
http://gaga.ne.jp/sandome/

●●●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

(3)三度目の殺人、ネタバレ詳細あらすじ

『三度目の殺人』を観て、考えさせられてしまい、
答えの出ないモヤモヤをそのままにしておけなかった私は、
自宅に戻るとすぐに、ネットを検索して関連記事を読み漁りました。

監督や出演者へのインタビューから映画ファンの個人ブログまで、
いろいろな記事を読んでみると、
『三度目の殺人』に対する自分なりの見解が出来上がり、
改めて感想を書きたくなりました。

ここからは、思いっきりネタバレしていきますので、
これから『三度目の殺人』を観る予定で、
余計な先入観を持ちたくない方は、読み飛ばしてくださいね。

まずは、「ネタバレを含む詳細なあらすじ」から。

事件の真相よりも法廷での勝利にこだわるエリート弁護士、重盛は、
同僚の頼みで殺人容疑者、三隅の弁護を引き受けます。

三隅には30年前に強盗殺人の前科があり、
今回は、自分を解雇した食品工場の社長を殺して財布を盗み、
ガソリンをかけて遺体を燃やした容疑がかかっていました。

実は、30年前、三隅の犯した強盗殺人に温情判決を下したのは、
当時裁判官をしていた、重盛の父親でした。

事件を知った父親は、当時のことを振り返って、
「あの時死刑にしておけば次の犠牲者は出なかった」と言い放ちました。

重盛は、情状酌量のための証言を得ようと、三隅の娘を探しましたが、
殺人者の娘として生きざるを得なかった娘が、
父を強く憎んでいるとわかっただけでした。

強盗殺人容疑を認めていている三隅は、本来は死刑が相当ですが、
重盛は、怨恨殺人+窃盗として、無期懲役に減刑したいと考えていました。

裁判では、金銭目当ての強盗殺人より、怨恨が動機の方が情状酌量されやすく、
殺してから財布を奪った方が刑が軽くなる可能性が高いのです。

ところが、三隅本人は、接見の度に供述を変え、何を考えているのかわかりません。

被害者には、咲江(広瀬すず)という生まれつき足の悪い娘がいました。
三隅は、初めて事件現場の河原を訪れたとき、そこで咲江を見かけていました。

そして、事件の調査を進めるうちに、
咲江が三隅のアパートを何度も訪れていたことを知ります。

アパートの管理人は、三隅をきちんとした良い人だったと評し、
三隅に会いに来ていた咲江は、良く笑っていたと回想しました。

重盛は、三隅が事件の前に、飼っていたカナリアを埋めて
十字を記した墓を作っていたのを見て、
河原の死体の焼け跡も十字であったことを思い出しました。

その頃三隅は、「奥さんに頼まれて社長を殺した」と話してマスコミを騒がせます。

調べてみると、社長の妻(斉藤由貴)が三隅に50万円を振込んでおり、
「例の件お願いします」というメールを送っていました。

重盛は、妻が主犯の保険金殺人として、減刑させようと考えますが、
公判では妻に、仕事のメールだとあっさり否定されます。

実際それは、工場が行っていた食品偽装を口止めしたメールであることを、
後になって三隅の口から聞くことになります。

咲江が重盛の事務所を訪ねてきたのは、そんな公判の後でした。

三隅と二人で写る写真を示した咲江は、とんでもない告白をします。

自分は父親から性的虐待を受けており、
親しくなった三隅にそのことを話したために、
三隅が自分の代わりに父親を殺したというのです。

そして咲江は、全てを法廷で話したいと申し出ました。

写真には、雪で作ったケーキの前で笑う2人が移っています。
写真は、大雪が降った咲江のバースデイに撮影したものでした。

重盛は、雪でバースデイケーキを作ったというエピソードを、
以前にも見たことがありました。

それは、温情判決で死刑から救ってくれた裁判官(重盛の父)に、
三隅が送ったハガキに書かれていたものでした。

重盛が三隅に咲江から申し出があったことを伝え、
三隅が咲江を救うために、咲江の殺意を忖度して父親を殺したのではないか?
と迫ると、三隅は咲江の嘘だと笑いました。

さらに、今度は、「本当は私、殺してないんです」と言い出したのです。

最初から殺していないと訴えていたが、誰も信じてはくれず、
殺人を認めれば刑を軽くすることができると言われて供述したと、
涙ながらに訴える三隅に、いよいよ困惑する重盛。

それまでずっと、真相の究明よりも勝ちを優先してきた重盛でしたが、
ここではついに、「本当のことを教えてくれよ!」と声を荒げて三隅に迫ります。

弁護方針をを変更したことで、
咲江が法廷で性的虐待を告白することはありませんでした。

突然自白を翻した三隅の否認には合理性がないと判断され、
犯人性を争った重盛は裁判に負けて、
真実は何ひとつ明らかにされないまま、三隅は死刑が確定しました。

裁判の後、咲江は重盛にこう言います。

「あの人の言ったとおりでした。ここでは誰も本当のことを話さない」

「誰を裁くのかは、誰が決めるんですか?」


数か月後、重盛と三隅は、接見室でこんな会話をします。

重盛:「あなたが犯行を否認した理由をずっと考えてました。
    否認すれば、咲江さんに辛い証言をさせずに済む。だからわざと否認を……」

三隅:「重盛さん、あなたはそう考えたから、私の否認に乗ったんですか?」

重盛:「ええ、違うんですか?」

三隅:「でも、いい話ですね」

三隅:「私はずっと、生まれてこなければよかった、と思ってました。
    でも、もし、重盛さんが話したことが本当なら、
    こんな私でも役に立つことができる。
    もし本当なら……ですけどね」

重盛:「それはつまり、僕がそう思いたいだけってことですか?」

三隅:「だめですよ、重盛さん。僕みたいな犯罪者に、そんなことを期待しても」

接見の後、一本の道を歩いてきた重盛は、十字路の真ん中で立ち尽くします。

いったい何が真実なのか?

回答を示さないまま終わる映画『三度目の殺人』。

二度目の殺人を描いた映画につけられた“三度目”のタイトルが、
観客一人ひとりにその意味を問いかけます。


●●●●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

(4)神の目を持たない世界

ここからは、『三度目の殺人』のもやもやを解決していきます。^^

まずは、タイトルについて。

ネット上で最も多いのは、『三度目の殺人』というタイトルが指しているのが、
「司法権力の元で合法的に行われる“死刑”のこと」という声。

他にも、「否認すれば死刑になると分かった上で重盛が弁護方針を変えた重盛が、
結果的に三隅を殺すことを指している」という意見や、
「自分の異常性を知っている三隅が、死刑になるような供述をすることで、
自分で自分を殺そうとしたことを指す」という意見もありました。

三隅は本当に殺人を犯したのか? という疑問には、
殺したと考える人が多いものの、咲江と二人で共謀した可能性を語る人や
殺したのは咲江で三隅はそれをかばったと考え人もいました。

殺人の動機は、重盛同様、咲江を救うためと考えると納得しやすいのですが、
最後の接見のやりとりは、そうではない可能性も感じさせます。

映画の中には、生まれつき足の悪い咲江が、周りには
「子供の頃飛び降りて足を悪くした」と言い広めていたエピソードがあって、
これを咲江の虚言壁や、思い込みの強さと考えるなら、
「父親に性的暴行を受けていた」と言う告白さえも真実でない可能性がでてきます。

そうなると、咲江を助けるためという動機が成り立たなくなりますが、
咲江が三隅にも嘘をついていたと考えることもできます。

そもそも三隅は、人殺しに抵抗のないサイコパスかもしれませんから、
食品偽装をさせられた怨恨や、お金目当てという理由だって捨てきれません。

つまりは、神の目を持たない映画においては、
各々がそうだと思いたいことが真実であるというより他ないのです。

三隅がそれまでの証言を翻して犯行を否認した後、
裁判官と検事と弁護士が集まって、この先の裁判をどうするか確認をするシーンがあります。

若い女性検事が裁判を最初からやり直すことを提案すると、
裁判官が目くばせし、ベテラン検事が女性検事に耳打ちして、
そのままの裁判を続行することが決まります。

実は、裁判官にも検事にも、裁判の数をこなす義務があり、
法廷は真実を暴く場所だというのは、裁判を知らない人の幻想にすぎないのです。

最初は真実とは関係なく勝ちにこだわっていた重盛が、
最後には、自分が思う真実を信じて、負けを承知の上で弁護方針を変更します。

これは、勝ちにこだわっていた重盛が、真実の追求に目覚めた成長と取ることもできます。

しかし、後に接見した三隅との会話で、重盛は自分が信じた真実の危うさと、
真実をないがしろにしたまま出された結果の重大さに気づいて愕然とするのです。

映画に登場する十字架やカナリヤの意味を読み解いている人もいて、
深読みしようと思えば、いくらでも深読みできる映画です。

良く考えてみれば、私たちが生活するこの世界にだって、
当たり前ですが、全てを見通す神の目などありません。

神の目を持たない『三度目の殺人』の真相を、観客それぞれ信じたいように考えるのと同様、
私たちは誰も皆、自分が信じたいと思うことを真実と信じて生きているのかもしれません。

いろいろと考えてしまいましたが、やっぱり、映画の中くらいは、
すべてを見通す神の目を置いてほしいような気がします。(笑)


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最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

実は、映画の少し前に、劇団四季のミュージカル『リトルマーメイド』を観ていたので、
そのお話もしたかったのですが、もうスペースがありません。

劇団四季を観劇したのは初めてでしたが、想像以上だった歌の上手さに驚きました。

一緒に観ていた娘に、「歌が上手いね!」と感想を言うと、
日本最高峰のミュージカル劇団に対する言い方ではないと叱られました。^^;

宙づりになっているというのに泳いでいるようにしか見えない
人魚姫のしなやかな動きにも目を見張り、強靭な筋力を想像して感動しました。

ちょっと面白かったのは、水中の人魚たちが、
舞台に立っている間中、ずっと腰をゆらゆらと動かしていたこと。

外に出てから、水中を感じさせるなめらかな腰の動きを真似てみたくなって、
ゆらゆらと動かしていたら、少し先で同じように腰を動かしている人と目が合いました。(笑)

劇団四季の他の舞台も観に行きたくなっています。


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└───┘
あなたからのメッセージを心よりお待ちしております。
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次回配信は、2017年9月29日の予定です。

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