━━━☆Presented by Watch-colle☆━━━  あなたにお届けします!  毎週 楽しいショートストーリーとウォッチコレ新着情報!
                        あなたの楽しいコメント募集中! Haruka と楽しいメルマガトークしませんか? お待ちしていま〜す ^ ^

ウォッチ コレ TOPへ ウォッチ コレ TOPへ
TOP会社概要商品一覧ご購入の手順お支払い方法送料についてQ&A集返品についてお客様の声
 


毎週Harukaさんのショートストーリーがおもしろ〜〜い

リニューアルしたメルマガ
無料購読申込みと
購読の解除は

こちらからどうぞ

『Brilliant Time』
volume337
volume336
volume335
volume334
volume333
volume332
volume331
volume330
volume329
volume328
volume327
volume326
volume325
volume324
volume323
volume322
volume321
volume320
volume319
volume318
volume317
volume316
volume315
volume314
volume313
volume312
volume311
volume310
volume309
volume308
volume307
volume306
volume305
volume304
volume303
volume302
volume301
volume300
volume299
volume298
volume297
volume296
volume295
volume294
volume293
volume292
volume291
volume290
volume289
volume288
volume287
volume286
volume285
volume284
volume283
volume282
volume281
volume280
volume279
volume278
volume277
volume276
volume275
volume274
volume273
volume272
volume271
volume270
volume269
volume268
volume267
volume266
volume265
volume264
volume263
volume262
volume261
volume260
volume259
volume258
volume257
volume256
volume255
volume254
volume253
volume252
volume251
volume250
volume249
volume248
volume247
volume246
volume245
volume244
volume243
volume242
volume241
volume240
volume239
volume238
volume237
volume236
volume235
volume234
volume233
volume232
volume231
volume230
volume229
volume228
volume227
volume226
volume225
volume224
volume223
volume222
volume221
volume220
volume219
volume218
volume217
volume216
volume215
volume214
volume213
volume212
volume211
volume210
volume209
volume208
volume207
volume206
volume205
volume204
volume203
volume202
volume201
volume200
volume199
volume198
volume197
volume196
volume195
volume194
volume193
volume192
volume191
volume190
volume189
volume188
volume187
volume186
volume185
volume184
volume183
volume182
volume181
volume180
volume179
volume178
volume177
volume176
volume175
volume174
volume173
volume172
volume171
volume170
volume169
volume168
volume167
volume166
volume165
volume164
volume163
volume162
volume161
volume160
volume159
volume158
volume157
volume156
volume155
volume154
volume153
volume152
volume151
volume150
volume149
volume148
volume147
volume146
volume145
volume144
volume143
volume142
volume141
volume140
volume139
volume138
volume137
volume136
volume135
volume134
volume133
volume132
volume131
volume130
volume129
volume128
volume127
volume126
volume125
volume124
volume123
volume122
volume121
volume120
volume119
volume118
volume117
volume116
volume115
volume114
volume113
volume112
volume111
volume110
volume109
volume108
volume107
volume106
volume105
volume104
volume103
volume102
volume101
volume100
volume99
volume98
volume97
volume96
volume95
volume94
volume93
volume92
volume91
volume90
volume89
volume88
volume87
volume86
volume85
volume84
volume83
volume82
volume81
volume80
volume79
volume78
volume77
volume76
volume75
volume74
volume73
volume72
volume71
volume70
volume69
volume68
volume67
volume66
volume65
volume64
volume63
volume62
volume61
volume60
volume59
volume58
volume57
volume56
volume55
volume54
volume53
volume52
volume51
volume50
volume49
volume48
volume47
volume46
volume45
volume44
volume43
volume42
volume41
volume40
volume39
volume38
volume37
volume36
volume35
volume34
volume33
volume32
volume31
volume30
volume29
volume28
volume27
volume26
volume25
volume24
volume23
volume22
volume21
volume20
volume19
volume18
volume17
volume16
volume15
volume14
volume13
volume12
volume11
volume10
volume9
volume8
volume7
volume6
volume5
volume4
volume3
volume2
創刊号

【週刊Harukaの部屋】
バックナンバー
最終回
第130号
第129号
第128号
第127号
第126号
第125号
第124号
第123号
第122号
第121号
第120号
第119号
第118号
第117号
第116号
第115号
第114号
第113号
第112号
第111号
第110号
第109号
第108号
第107号
第106号
第105号
第104号
第103号
第102号
第101号
第100号
第99号
第98号
第97号
第96号
第95号
第94号
第93号
第92号
第91号
第90号
第89号
第88号
第87号
第86号
第85号
第84号
第83号
第82号
第81号
第80号
第79号
第78号
第77号
第76号
第75号
第74号
第73号
第72号
第71号
第70号
第69号
第68号
第67号
第66号
第65号
第64号
第63号
第62号
第61号
第60号
第59号
第58号
第57号
第56号
第55号
第54号
第53号
第52号
第51号
第50号
第49号
第48号
第47号
第46号
第45号
第44号
第43号
第42号
第41号
第40号
第39号
第38号
第37号
第36号
第35号
第34号
第33号
第32号
第31号
第30号
第29号
第28号
第27号
第26号
第25号
第24号
第23号
第22号
第21号
第20号
第19号
第18号
第17号
第16号
第15号
第14号
第13号
第12号
第11号
第10号
第9号
第8号
第7号
第6号
第5号
第4号
第3号
第2号
創刊号

 ウオッチコレ★華やかで上品で美しい同級生☆彡ブリリアントタイムvol.313
時計マニアご紹介や時計やジュエリーのたのしいショートストーリー♪
                        パパに花
一息いれて Brilliant Time (マガジンID:88287)を お楽しみください!!

登録メールアドレス :
解除メールアドレス :

Powered byまぐまぐ


━☆★━ Watch-Colle ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 【ウオッチコレ!ブリリアントタイム】  2016年10月28日vol.313

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Brilliant Time ━★☆━

こんにちは!Harukaです。^^

今日もブリリアントタイムを開封してくださって、
ありがとうございます!

10月もそろそろ終わりですね。

月末が近くなって、その月を振り返ってみると、
子どもの頃より時間が早く過ぎ去っているように
感じることってありませんか?

一般的に、子どもよりも大人の方が、
そして、歳を重ねれば重ねるほど、
月日が過ぎるのが早く感じられるようになるようです。

何年か前に読んだ本に、その理由が書いてありました。

人は、多くの“できごと”を体験すると、時間を長かったと感じ、
少しの“できごと”しか体験しなければ、短く感じるのだそうです。

ただし、通勤や家事のように、日常的に繰り返していることがらや、
ぼうっとテレビを見ているような体験は、
“できごと”としてカウントされません。

そうすると、まだ人生経験が短くて心の柔らかい子どもの毎日では、
たくさんの“できごと”がカウントされますが、
日常が繰り返しになり、心も硬くなってしまった大人の毎日には、
カウントされる“できごと”があまり起こりません。

だから、子どもの頃は毎日があんなに長かったのに、
大人になると時間が飛ぶように過ぎていくように感じられる
のだそうです。

そんなことを思い出したのは、
前回ブリリアントを配信した日からの2週間を振り返ってみたら
いつものように「あっという間」ではなく、
「けっこう長かった」と感じられたから。

大人になっても、歳を重ねても、
“子どもの時間感覚”を取り戻すことは可能なようです。^^

今日は、ブリリアントを読んでくださっているあなたに
話したいことがたくさんあります。

今日もしばらくの間、ブリリアントなお時間をご一緒してくださいね!

┌───┐ ブリリアントタイムでは、
│\〆/│ あなたからのメッセージを心よりお待ちしております。
└───┘ ⇒ webmaster@watch-colle.com

時計好きなあなたのためのウオッチコレFacebookはこちら。

https://www.facebook.com/watchcolle

━☆目次★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

------------------------------------------------------------------
1.ウオッチコレ新着情報 2016年10月14日〜2016年10月27日
2.華やかで上品で美しい同級生
3.感情のタイムマシーン
4.ショートストーリー『ゴーストライター』
------------------------------------------------------------------

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.ウオッチコレ新着情報 2016年10月14日〜2016年10月27日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■オメガ コンステレーション 168.017SP Cal.564 自動巻 OH済 1968年製
http://www.watch-colle.com/watch/OM/om722a/OM-722A.htm

■ゼノ ユーロアーミー EA-02 SV 手巻 USED ZENO Watch
http://www.watch-colle.com/watch/OT/ot257sp/OT-257SP.htm

■ハミルトン ロイド H19311733 クオーツ USED
http://www.watch-colle.com/watch/HT/ht107d/HT-107D.htm

■セイコー ダイバー 150m 7548-7000 クオーツ 昭和57年製
http://www.watch-colle.com/watch/SK/sk1482sp/SK-1482SP.htm

■セイコー ダイバー 150m 7548-7000 クオーツ 昭和55年製
http://www.watch-colle.com/watch/SK/sk1481sp/SK-1481SP.htm

■オリエント ファンシー 手巻 GF レディース OH済 1970年代
http://www.watch-colle.com/watch/ON/on227a/ON-227A.htm

■オリエント シャマード メキシカン 手巻 レディース OH済 1970年代
http://www.watch-colle.com/watch/ON/on226a/ON-226A.htm

■ロンジン Cal.13ZN ファーストモデル ワンプッシュ 手巻 OH済
1937年製
http://www.watch-colle.com/watch/LG/lg182c/LG-182C.htm

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.華やかで上品で美しい同級生
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前回のブリリアントにも書いた通り、
先々週の金曜日、久しぶりに大阪に行ってきました。

ウオッチコレの皆さんと一緒に、
石井稚子作品展のレセプションに参加するためです。

稚子さんは、画家でジュエリーデザイナーで、
3年前に立ち上げた会社、TW TREASUREの社長さんでもあります。
http://tw-treasure.com/

かつては宝石も扱っていたウオッチコレサイトで、
オリジナルジュエリー「プリンセスジェム」を発表していました。
http://www.princess-jem.com/

展示されていたジュエリーはどれも手の込んだ素敵な作品で、
女性だけでなく男性の目までも釘付けにしていました。

0の数が多すぎて、自分の物にすることはできませんでしたが。^^;

ともあれ、稚子さんやウオッチコレの皆さんと一緒に、
久しぶりの大阪を深夜まで楽しみ、
翌朝、再びウオッチコレを訪ねました。

前日少しだけ寄ったときに、電池交換やベルト交換を
お願いしていた時計たちを迎えに行くためです。

前夜はかなり遅かったはずなのに、さわやかな笑顔の店長が
また元気に動きだした時計たちをカウンターに並べてくれます。

新婚旅行先で買った夫とお揃いのロンジンも、
黄葉のような黄色のベルトで、新品みたいになっています。^^

http://www.watch-colle.com/Bunrui/Morellato.htm

お気に入りの時計たちを手にして満足でしたが、
実は、もう1本、連れて帰りたい時計がありました。

それは、ショーケースに飾られたアンティークのオメガです。

直径2pにも満たない小ささなのに、
ショーケースの中でひときわキラキラ輝いて見えたのは、
そのオメガが“私を手に取って!”と訴えていたからかもしれません。

ライトの当たるショーケースから取り出しても
オメガはやっぱりキラキラしていて、とても魅力的でした。

チューラーとのWネームでプリズム風防、
18K手巻き式で、時計というよりジュエリーに近い感じがします。

私にとってはけっこう思い切った買い物ですが、
ほとんど即決でオメガを連れ帰ることに決め、
製造年を聞いて驚きました。

なんと、私と同級生ではありませんか!

正確には私より1年早い生まれですが、
2月生まれの私にとって、同級生たちの多くは1つ年上です。

ウオッチコレのアンティークウオッチを
ご覧になったことがある方ならおわかりになると思いますが、
ショーケースの時計たちはどれも、本当に綺麗です。

オメガも、もちろん、同級生とは思えない美しさでした。

飾り気のないシンプルなデザインで、スタイリッシュな印象なのに、
プリズム風防やヘアライン仕上げの文字盤に華やかさがあって、
18Kケースの控え目な光り方がとても上品です。

ふと、このオメガのような女性になりたいな、と憧れました。

一度心の中で擬人化してしまうと、
もう、オメガは華やかさと上品さを兼ね備えた美しい女性
にしか見えません。

憧れの同級生は、今、私のドレッサーの引き出しで、
いつでも一緒に出掛けられるようにスタンバイしています。

引き出しを開けると、すぐにキラキラしている彼女と目が合って、
背中をシャンと伸ばしたくなります。

だらけた気分や行動で理想から遠ざかりそうになる私を、
無言でたしなめてくれる彼女は、憧れの親友として、
いつか娘に譲るまで、長い付き合いになりそうです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.感情のタイムマシーン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先週末の土曜日は、大学時代のサークルの同窓会に行ってきました。

実家近くのメンバーとは、新年会でも会っていますが、
大学近くのホテルで開催する同窓会には、
仕事や結婚で遠く離れたところにいるメンバーや、
卒業以来初めて会うメンバーも参加します。

気合を入れてダイエットして臨もうと思っていましたが、
春に断食温泉で減った分をキープするのが精いっぱいで、
それ以上落とすことはできませんでした。

LINEでダイエットを誓い合った友人は、
宣言通り数キロのダイエットを成功させて、
すっきりしたスタイルで現れましたが、
私は、コーディネートを駆使して数キロ分をごまかし、
旧友の「太ったようになんて見えない」の言葉を勝ち取りました。(笑)

1番長く会っていないメンバーは30年ぶりです。

正直に言えば、最初は誰だか思い出せない仲間もいましたし、
仲の良い友人にこっそり聞くまで、全くわからない仲間もいました。

1.5倍くらいに太った仲間もいれば、
半分くらいに痩せた仲間もいます。

逆に、あまりにも変わっていなくて、
タイムマシーンでやってきたのではないかしら?
と考えたくなるような仲間もちらほら。

お酒の飲み方と酔い方とふざけ方が学生時代と同じ先輩が、
今は数十名の社員を抱える会社の社長さんだったり、
知らない人の前で呼ばれるのはちょっと恥ずかしいあだ名の同級生が、
某高級インテリアショップの重役さんだったり、
正直でいい奴だけれど口が悪くて、
私の名前になぜか「ブー」をつけて呼ぶ後輩が、
大勢の部下を従える警察の偉い人だったりすることも、
“ネタ”のように面白く感じられます。

「〇〇(恥ずかしいあだ名)が重役さんなんて想像できない!」
と同級生に言うと、
私が主婦してるなんて想像できない!と返されてしまいました。(笑)

それにしても、卒業してから長い時間が過ぎて、
いろいろなことが変わっているのに、
学生時代の仲間と話すときの気分は
どうしてちっとも変わらないのでしょうね?

長い間会っていなかった相手でも、
少し話をするだけですぐに打ち解けて、昔の気持ちに戻れるのは、
感情だけタイムマシーンに乗っている感じです。

変わったところに時の流れを感じたり、
変わらないところに学生時代からの強い絆を感じたりしながら、
3次会まで参加して、名残り惜しく思いながら帰宅しました。

翌日、サークルのLINEグループには、
4次会参加者からの報告や、当日のスナップ写真がたくさん届きました。

サークル創始者の先輩が、学生時代と同じふざけたポーズで映る
集合写真を眺めながら、30年以上も一緒に笑いあえる
素晴らしい仲間がいる幸せを、じっくりかみしめています。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.ショートストーリー『ゴーストライター』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

書けない。どうしても、書けない。

前作まではキーボードを打つ指のスピードがもどかしいほど、
次から次へと言葉があふれてきたというのに。

男は、ふうっと大きなため息をつくと、
何時間も座りっぱなしだった椅子から立ち上がろうとした。

ピコン。

その時、着信音が鳴り、モニターの隅に
男のSNSアカウントに届いたメッセージが表示された。

人気作家である男には20万人を超えるフォロワーがいるが、
男がフォローしているのは十数名だけだ。

ほとんどはオフラインでも付き合いの深い友人知人だが、
ひとりだけ、実際には会ったことのない人物がいた。

アカウント名はPhantomで、年齢も性別も分からない。

男がなぜそんな奴をフォローしているのかと言えば、
たまたま見かけたそいつの投稿があまりにも興味深かったからだ。

友達の少ない奴なのか、フォロワーは男を入れて3人だけで、
フォロー数も10に満たない。

男以外の2人のアカウントは長く動いている様子がないから、
実質的にPhantomの投稿を読んでいるのは、男だけだと言っていい。

メッセージは、そのPhantomからだった。

推理小説のトリックを考えついたので見てほしいというのだ。

男がフォローするほどPhantomに興味を持ったのは、
Phantomがいくつものトリックアイデアを投稿していて、
それがなかなか良くできていたからだ。

Phantomはミステリー好きか小説家志望なのだろう。

トリックのネタならば、いつものように投稿すれば良いのに、
どうしてわざわざダイレクトメッセージを送ってきたのだろう?

不思議に思いながらも、気分転換になるだろうと思い、
男は了承のメッセージを返した。

すると、メッセージ添付で送られてきたのは、
ちょっとした小説並みの量があるテキストファイルだった。

テキストを読み終えた男は、気分を落ち着けるために
深呼吸をしなければならなかった。

Phantomの原稿が予想外に素晴らしくて動揺したのだ。

もちろん、文章は未熟で構成にも甘さがある。

しかし、核となる殺人のトリックには目を見張るものがあった。

緻密な計算と周到な準備に、いくつかの偶然が重ならなければ
成しえない殺人ではあるけれど、ストーリーには整合性があって、
リアリティがもの凄い。

殺される3人の男たちの心理描写も秀逸だ。

男はすぐPhantomにメッセージを送り、
原稿を編集者に見てもらうよう勧めた。

なんなら男と親しい編集者を紹介してやっても良い。

ところが、Phantomは思いがけないことを申し出た。

このトリックを使って推理小説を書いて欲しいというのだ。

Phantomは、自分が思いついた最高のトリックを
どうしても世に出したいので、男に協力してほしいと懇願した。

もちろん、男は断った。

今は少々スランプだが、素人の考えたトリックで書くなんて
プロとしてのプライドが許さない。

しかし、いっこうに抜け出せないスランプと、
毎日メッセージを送ってきては懇願し続ける
Phantomの根気に負けて、書くことを約束した。

Phantomの原案に男の筆が加わった推理小説は、
男の作品の中でも最高と言える出来栄えだった。

原稿を読んだ担当編集者が興奮して絶賛する声を聞きながら、
男の頭には「ゴーストライター」という言葉がよぎった。

出来上がった作品をデータでPhantomにも送って見返りを尋ねたが、
ただ礼を言うばかりで何も要求しなかった。

そして、それきり、Phantomは返信をよこさなくなった。
SNSへの投稿もその日から途絶えたままだ。

出版された小説は、瞬く間にベストセラーとなり、
男の最高傑作と評された。

推理小説家として益々人気を高めた男は、
スランプからも脱出し、次回作に取り組み始めた。

Phantomと連絡を取ろうと、男は人を雇って調べさせたりもしたが、
結局、Phantomを探し出すことはできなかった。

******

「便利な時代になったもんだよな」

Phantomが仲間に話しかける。

「本当に。誰でもネットで表現活動できるんだからな」

仲間が感心したように言う。

「それにしても、あの小説家、やっぱり凄いな。
これだけ本が売れれば、関係者の誰かが読んで
あの事件の真相に気づくのも時間の問題だ」

Phantomがそう言うと、もう一人の仲間が心配そうに口を開いた。

「あの小説家が疑われたりしないか?」

「大丈夫さ、事件が起きたとき、あの小説家はまだ小学生だ。
いくら小説でトリックを暴いて、事件を詳細に描写していたって
疑われることはないよ。本人はちょっと驚くだろうけど……」

Phantomは笑いながら言う。

「俺たち、もうすぐ見つけてもらえるんだよな?」

仲間が不安そうに尋ねた。

「ああ、きっともうすぐだ。」

白骨になって久しいPhantomが、暗い土の中できっぱりと言った。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆━

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

冒頭でも書いた通り、この2週間にはいろいろな“できごと”
がありました。

夫の2度目の心房細動手術も、そのひとつ。

難しい手術ではないものの、
首と腿の付け根に穴をあけて心臓までカテーテルを通し、
心臓に不要な電気信号を送る神経を焼き切るという、
聞いているだけで痛そうな手術です。

手術しても症状が治まらない人や、
一旦は治まっても再発する人が多いと聞いていた通り、
夫も2度目を受けることになってしまいましたが、
おかげ様で無事成功し、もう元気に仕事しています。

そういえば、登山家の三浦雄一郎さんは、
エベレスト登頂のためにその手術を7度も受けているのだそう。

普通の人なら心が萎えてしまいそうですが、
さすがは一流の登山家ですね。

そんなこともあって、忙しく過ごした2週間、
“できごと”の多さと充実感は比例するようにも感じています。

夫の手術はもうイヤですが、
これからも“子どもの時間感覚”でいられる柔らかい心を持って、
“できごと”の多い毎日を過ごしたいと思います。


┌───┐ ブリリアントタイムでは、
│\〆/│ あなたからのメッセージを心よりお待ちしております。
└───┘ ⇒ webmaster@watch-colle.com

                         
※いただいたメッセージは、ブリリアントタイムで
 ご紹介させていただく場合がございます。
 ご紹介を希望されない方は、その旨お知らせくださいね。
 
 
次回配信は、2016年11月11日の予定です。

これからもブリリアントタイムをご愛読お願いします。

□□□『ブリリアントタイム』 byウォッチコレ 
□□  URL http://www.watch-colle.com/   □
□  『ティータイムをご一緒に』 by Haruka □□  
   URL http://happyteatime.jp    □□□


『ブリリアントタイム』 byウォッチコレ  *. │   
  URL http://www.watch-colle.com/  人  
『ティータイムをご一緒に』 by Haruka   ̄Y ̄  
  URL http://happyteatime.jp       │ *

このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
を利用して発行 しています。

■購読の中止及び変更は
 こちらです →http://www.watch-colle.com/cgi-bin/mail/Haruka.htm

■その他お問合せ・ご感想等はこちらへどうぞ
 →webmaster@watch-colle.com

All Contents Copyright (C)2002 watch-colle.com All Rights Reserved.
TOP会社概要商品一覧ご購入の手順お支払い方法送料についてQ&A集返品についてお客様の声
あなたにお届けします!楽しいショートストーリーとウォッチコレ新着情報!☆Presented by Watch-colle