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Brilliant Time     2004.12.3.volume4
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―――――――――――――――*.* Presented by Watch-colle *.*―
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Brilliant Time volume4 目次

【1】ヒーローの時計、ヒロインのジュエリー

【2】Very Short Story 『心のこり』

【3】VIPルームにご案内します。
   〜空の王様の時計〜

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【1】ヒーローの時計、ヒロインのジュエリー

毎回素敵なゲストをお迎えして、時計やジュエリーにまつわるお話を伺っ
ているゲストコーナーですが、今日は、『日刊ゲンダイ』に連載を持ち、
『日本文化チャンネル桜(スカパー767ch)』でもレギュラー番組を持つ、
映画評論家の前田有一さんをお招きしました。

Haruka: 前田さん、こんにちは。
     前田さんは、映画評論家としてこれまでかなりたくさんの映画を
     ご覧になっていますよね?
    早速ですが、その中で、「時計」が印象的に使われているような
    映画というのはありますか?

前田: そうですね。やはりアクション映画で使われると強く印象に残
     ります。

たとえば『パール・ハーバー』(01年)では、ベン・アフレック
    がハミルトンのカーキというモデルを腕にはめています。これは
    米軍正式採用の軍用時計なので、真珠湾奇襲を描いたこの作品で
    使われているわけです。
    また、同じ時計は『ビッグフィッシュ』(03年)にも登場しま
    す。こちらの映画では、主人公のユアン・マクレガーが装着して
    います。

Haruka: 『パール・ハーバー』は、確か、戦争に巻き込まれた若者達の恋
    と友情の物語でしたよね?
    公開当時は、空襲の場面に臨場感があることでも話題になった記
    憶がありますが、時計にまでちゃんと拘っていたのですね。

    同じ時計が、ファンタジックな感動ドラマである『ビッグフィッ
    シュ』にも登場しているというのも興味深いです。

前田: あと、ブームのきっかけとなった『スピード』(94年)でのカシ
    オG-SHOCKは有名ですね。
    キアヌ・リーブスが劇中でつけているクラシックモデルのG-SHOCK
    は非常にカッコいい。

Haruka:G-SHOCKが一時プレミアム価格がつくほどまでにブームになってい
    たことは知っていましたが、火をつけたのはキアヌ・リーブス
    だったのですね。

前田: G-SHOCKはトム・クルーズが『Mi-2』(2000年)の中でつけていた
    りなど、アクション映画では定番になっています。

Haruka:あ、これは私も覚えています。^^

前田: 同じ時計をつけると、自分も彼らのようにヒーローになった気分
    になれますよね。
    実際はヒーローでもなんでもないんですが。

Haruka:ヒーローと同じ時計を身に着ける男性の気持ちは、きっと、ヒロ
    インのジュエリーに憧れる女性の気持ちと同じですね。

前田: 実在のヒーローといえば、巣潜り世界記録保持者のジャック・マ
    イヨールを描いた『グラン・ブルー』(88年)では、おなじみオ
    メガのシーマスターが出てきます。
    マイヨール本人も愛用したそうで、防水性能はお墨付きです。

Haruka:おお!この映画も息苦しくなりながら見ましたが、(素もぐりの
    シーンで、つい一緒に息を止めてしまうので(笑))あの深い海
    の水圧に耐えていた時計がシーマスターだったのですね。

    そういえば、私の夫は、海には一度も潜ったことがありません
    が、シーマスターを愛用しています。
    防水機能以外にもいろいろ魅力があるようです。

前田: あと意外なところでいえば、ジャッキー・チェンの『プロジェク
    トA』は、“時計台”からの転落が今でも強烈なインパクトを残し
    てますね。
    ……え? あれは時計にいれちゃダメですか?

Haruka:うふふ。確かに時計には違いありませんけれど、腕にはめるには
    ちょっと大き過ぎますね。

Haruka:では、今度は、女性読者のために、何か素敵なジュエリーが登場
    する映画を教えてください。

前田: ジュエリーといえば、まず『プリティ・ウーマン』(90年)でヒ
    ロインのジュリア・ロバーツがつけるハートのネックレスが印象
    的ですね。
    このネックレスは老舗宝石店フレッドによるもので、約25万ドル
    (約2600万円)のお品です。

Haruka: 25万ドル!……はぁ。ため息が出ちゃいますね。

前田: 最近の映画では、ブライアン・デ・パルマ監督の『ファム・ファ
    タール』(02年)に、ダイヤモンドでできた蛇の形の大胆なビス
    チェが出てきます。

    こちらは有名宝飾ブランドのショパールが製作した、なんと約12
    億円という逸品です。着ている女優さんのスタイルが抜群でし
    て、こちらもきっとそれ以上の価値があると思われます。

Haruka:12億円のショパールにも勝るスタイル……これまた大きなため
    息が出ちゃいます!
    宝石も女性も飛び切りな映画のようですね。

前田: ショパールは映画界とは縁が深く、カンヌ国際映画祭のトロフ
    ィーもここが作っていることで知られています。

Haruka: ショパール製のトロフィーとは!
    でも、ゴージャスで華やかな印象のショパールは映画祭のトロ
    フィーにもぴったりですね。

前田: 最後に、特定のジュエリーというわけじゃないのですが、『メラ
    ニーは行く!』(02年)の中に、“ロマコメの女王”ことリース
    ・ウィザースプーンがティファニー本店につれていかれるシーン
    があります。

    実はこの店、大金持ちの婚約者が貸し切っていて、そこで彼女は
   「どれでも好きなものを婚約指輪に選んでいいよ」とプロポーズさ
    れます。

    このシチュエーションは見ている女性にとってはたまらないで
    しょうね。
    まあ、男性にとっても、別の意味でたまったものじゃないシー 
    ンなんですが。

Haruka: ええ、たまりません!
     一生に一度でいいから、そんなふうにジュエリーを選んでみたい
     です。
     そんなプロポーズをされてしまったら、結婚はもっと先に……と
     思っていても、すぐにしたくなっちゃうかもしれません。(笑)
 
Haruka: では、ジュエリーが印象的に登場する映画として一番のオススメ
     はどれでしょう?

前田: オススメといえば、定番ですが『プリティ・ウーマン』です。
    先ほどいったフレッドのネックレスは、大金持ちのオヤジ(リ
    チャード・ギア)が娼婦(ジュリア・ロバーツ)をオペラにつれ
    ていくとき、お店から借りて着用させるという場面で使われま
    す。

Haruka: あ、それ、覚えてます!
     大きな宝石のついたとっても素敵なネックレスが、シンプルな 
     ドレスを着た彼女にピッタリと似合っていて、すごく素敵でし 
     たね。うっとりして見てました!

前田: この映画は、娼婦に恋をした金持ちが、心身ともに彼女をどんど
    ん綺麗にしてしまうという、いわば現代版『マイフェアレディ』
    なんですが、まさにロマコメの王道といったストレートさに好感
    が持てる作品です。

Haruka:リチャードギアと出逢ったジュリアロバーツが、高価で上品なも
    のを身に着け、立ち居振る舞いや言葉遣いを練習するうちに、表
    情までもが品のある“レディ”に変わっていくんですよね。

    これほどドラマチックなことは実際にはなかなか起こらないかも
    しれませんが、好きな人のために一生懸命ダイエットしたりお洒
    落したりするうちにどんどん綺麗になっていく女性は実際にたく
    さんいますから、女性にとっては、案外共感できる部分の多い映
    画かもしれません。

    私は、この映画が大好きですが、『プリティーウーマン』を前田
    さんにいつもの辛口批評していただくとしたら、何点くらいにな
    りますか?

前田: 90点くらいあげていいんじゃないですか?
    ハッピーな話で綺麗な女優が出て、すばらしい音楽が流れる。
    ロマンティックコメディってのはこうでなくちゃいけません。

Haruka: まあ、嬉しい^^
    女性に夢と希望を与えてくれる素敵な映画ですもの、やっぱり、
    高得点じゃなくっちゃ!

前田: Harukaさんはハッピーエンディングじゃないと嫌な人だもんね?
   (笑)

Haruka: そう。途中がどんなに辛くても悲しくても、最後は絶対にハッ
ピーに終わって欲しいんです。(笑)

前田: そういえば、この間Harukaさんも見たというトム・クルーズの『コ
    ラテラル』(公開中)で彼がしている腕時計は、タグ・ホイヤーの
    カレラというモデルです。
    Harukaさんもお気に入りのクラブでの銃撃戦では、高級スーツで銃
    をかまえるトム・クルーズの袖からチラっと見え隠れしています。
    ブラックの精悍なフォルムがたまりません。実にセクシーな時計で
    す。

Haruka:トム・クルーズはタグ・ホイヤーをつけてたのですね。
    タグ・ホイヤーは私も大好きなブランドで、昔、はじめて恋人と
    ペアで着けたのもタグ・ホイヤーでした。
    でも、映画の中の時計はトム・クルーズの端整な顔やしなやかな
    体ばかりに見惚れててちっとも気づきませんでした。^-^;

Haruka: 今、タグ・ホイヤーと聞いて、思わず私の昔話までしてしまった
    のですけれど、最後に、前田さんご自身の時計やジュエリーに関
    するエピソードをひとつ教えていただけませんか?

前田: 実は私、最初に紹介したハミルトンのカーキという腕時計を愛用し
    ています。長年使っているので、ベルトを何度もチェンジしている
    ほどです。

    これは高校生のころ、私の初恋の女の子が、自分のお父さんが持っ
    ていたやつを「うちじゃ誰も使わないからあげる」と言って、私に
    くれたものなんです。
    良い時計だし、もらっちゃうのは恐縮だったんで、いまだに「レン
    タル中」という事にしてあります(笑)

Haruka: まあ!長いレンタル期間だこと。(笑)
    でも、そんな思い出のある時計が、前田さんを、いつまでも初恋
   の初々しさを忘れない魅力的な男性にしているのかもしれません
   ね。

    前田さん、今日は、楽しいお話をたくさんありがとうございまし
    た。
    是非、また、遊びに来てくださいね!^^


映画の中の時計やジュエリーのお話はいかがでしたか?
今度から映画を見る時は、ヒーローの腕をもっと注意して見てみたいと思
います。

前田さんの楽しいお話と、映画の話題をもっと楽しみたい方は、『Brilian
t Time』を最後まで読んだ後、(すぐに行っちゃわないでくださいね!笑)
前田有一オフィシャルサイト『超映画批評』へどうぞ。^^
http://movie.maeda-y.com/index.html

毒舌の中にも映画への愛がこもった前田さんの批評を、私はいつも、
“今週のダメダメ”から読んでいます。

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【2】Very Short Story 『心のこり』

思いがけない出来事は、突然やってくるものだ。

仕事は順調、家庭も円満、楽しく酒が飲める同僚や友人と、自由に使える
いくらかの金がある俺の毎日は、不満のないものだった。

ところが……
暖かい冬の午後、切れていた煙草を買いに行こうと、交差点を渡り始めた
俺は、猛スピードで右折してきたトラックが自分に向かってくるのを見
た。

即死だった。

死は不思議な感覚で、それほど悪い気分でもなかったが、俺にはちょっと
心残りなことがあって、すぐには成仏できなかった。

妻には見せたくないものが、会社のデスクの中にあるのだ。

それは、浮気相手にせがまれて、クリスマスに贈ると約束した、ダイヤの
ピアスが入った小箱。

もしもこれがピアスをしない妻の手に渡ったら、悲しみに沈む妻に追い討
ちをかけることになる。

俺はその夜、同僚の枕元に立ち、デスクの小箱を処分してくれと頼んだ。

翌日、同僚は俺のデスクから小箱を探し出すと、何を勘違いしたのか妻を
訪ね、夢枕に俺が立ったことまで告げて妻に小箱を渡してしまった。

箱を開けた妻は、ピアスを見て絶句すると、はらはらと泣き出した。

万事休す。

そう思った瞬間、妻が感極まった声で呟いた。

「あなた……気づいていないと思ってたけど、やっぱりちゃんと知ってい
たのね、私がピアスの穴を開けたこと。ありがとう、あなた……」

俺は浮気を反省し、妻の幸せを祈りながら、この世から完全に消えた。

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【3】VIPルームにご案内します。
   〜空の王様の時計〜

今回のVIPルームでこ紹介するのは、男の子なら一度は憧れたことがあるで
あろう、戦闘機のパイロットに関わりのある商品です。

前田さんのお話の中にも出てきた『パールハーバー』の舞台とほぼ同時
代、アメリカ空軍パイロットのウエアを制作、納入し、確かな実績を築い
た会社がありました。

その会社が作っていたパイロットのウエアであるフライトジャケットは、
後年、街着としても脚光を浴び、機能的なデザインと良質な素材、ノスタ
ルジックな味わいで、人々を魅了しました。

これを期に一般市場にも製品の供給を始めたのが、アヴィレックス社で
す。
アヴィレックス(空の王様)という社名は、大空に思いをはせた飛行家
(アヴィエーター)を称えて生まれました。

ミリタリーに起源を持つ機能的なデザインは、特有の美しさを醸し出して
おり、その個性的な表情は、映画「インディー・ジョーンズ」「トップガ
ン」「メンフィスベル」などのスクリーンでも活躍し、喝采を浴びていま
す。

今回は、この、アヴィレックスブランドのスポーツウオッチをご紹介しま
すね。

洗練された機能美と個性は、フライトジャケット同様、“空の王様”の名
にふさわしいものです。

少年の心を持った男性へのクリスマスプレゼントにいかがでしょうか?
もちろん、VIPルーム特別価格でのご案内です。^^

さあ、VIPルームのドアを開けて、その魅力をご堪能ください!

http://www.watch-colle.com/Bunrui/AR.htm

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最後まで読んでくださってありがとうございました。^^

時計マニアさん、ジュエリーデザイナーさん、落語家さん、映画評論家さ
んと続いたゲストコーナーですが、ごく普通の会社員やOLさん、学生や主
婦の方にも、是非、時計やジュエリーのお話をお伺いしたいと思っていま
す。

あなたの大切にしている時計のお話、昔恋人から贈られたジュエリーのお
話、婚約指輪や結婚指輪のお話などなど、あなたの、時計やジュエリーに
まつわるちょっとしたエピソードをお話していただけませんか?

例えば、私は結婚したばかりの頃、雑誌で見かけてとても気に入り、何軒
もお店を探してようやくみつけた結婚指輪を……
あ、この続きは、あなたと結婚指輪談義ができる時にでもお話したいと思
います。^^

『Brilliant Time』へのご意見、ご感想とあわせて、あなたからのメール
を、首をう〜〜〜〜んと長くしてお待ちしております!

webmaster@watch-colle.com
haruka00@sweetkiss.jp

次回も、一緒にBrilliantな時間を過ごしましょう。

『Brilliant Time』 byウォッチコレ
     URL http://www.watch-colle.com/
  『ティータイムをご一緒に』 by Haruka
        URL URL http://happyteatime.jp 
  『インターネットラジオ ENDLESS DREAM』
        URL http://www.edproject.net/netradio/ 

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